夜、私は雑誌とお菓子が欲しくなって家をでた。外は眠気をすっきりさせるには十分なほど寒かった。 軽く着替えてコートとマフラーをして財布片手に足早にコンビニにむかった。ガーっと自動ドアがあいて、 ぶわっと温風が私を包んだ。いきなり寒いところから暖かいとこになったから肌がヒリヒリする・・・。 ぱっと前を見るとレジのところに同じクラスの獄寺くんがいた。お金を払っていた獄寺くんは 私に気がついたみたいで声、かけてくれた。


「よぉ。」

「こんばんは。」


お互いにっこりとは笑うが次の言葉が出てこなく、困ってしまった。 でも、それ以前に声をかけてくれた事にとってもきゅんとした!


「あ、えっと、獄寺くんはなに買いに来たの?」

「あぁ、夕飯。」

「今、ごはんなの?」


時計を見るともう23時を回っている。


「ちょっと忙しくてな。」

「そっかー。結構コンビニのお弁当とか多いの?」

「まぁ、一人暮らしだしな。作るときもあるけどよ。」

「え!一人暮らしなの?!」

「あぁ。」
「じゃあ、もっとよくないね!」

「なんだよいきなり。」

「だって、一人暮らしなうえにちゃんとしたもの食べてないんじゃ良くない!」

「あ?」

「よし!今度から私がお昼だけでもちゃんとしたもの作ってきてあげる!」


獄寺くんは、少し目を見開いて驚いた顔しながら私を見た。


「・・・お前が作んのか?」

「なにおう〜?私の料理は得意だよ!」

「わーかったよ!明日もってこいよ。俺弁当買わねーからな。」

「え?」

「だから、食ってやるっつーの。お前の弁当。」

「!本当に?!」

「おー。」


私がすっごい喜んだら獄寺くんてば、ちょっと顔赤くしてぶっきらぼうに返事するから またまたきゅーんとなってしまいました。


「あ、言い忘れてたけど。」

「?」

「まずかったらキレっかんな。」

「え・・・!」

「うそだよ。」


うわぁ!うわぁ!なんだいまの獄寺くんの意地悪そうな笑顔! めちゃくちゃ萌えるんですが・・・!わわ!ほんと心臓もちそうにありません!


「で、でも、なんかお弁当とか作ってったら勘違いされちゃいそうだよね・・・。」

「・・・別にいーんじゃね?」


は、


「俺は、別に勘違いされてもいいけどな。」

「え、え?」

「とりあえず買い物済ましちゃえよ。家まで送ってってやる。」













星の瞬く夜に



(確信犯なのか?)










コンビニの入り口で何やってんだw
2008*12/27 seaone