はい。こんにちは…



17歳(自称)のでございまし。



えっとですね、ただいまわたくしは



切実な、切実な、悩みがございまして。



毎日毎日毎日ヘンタイ王子のセクハラに



頭を悩ませている次第でありまして…



ハイハイ本日も来ましたよ;



「うしし!おはよう」



「オィ。お前朝から何処触ってんだよ。」



「は?そりゃみりゃわかるだろ?てか王子に
そんな言葉遣いしていいと思ってる訳?」



うししとかムカツク笑声を廊下に響かせながら

私に対してのボディータッチを止めようとしない

ヘンタイ王子ベルフェゴールさん。



「きゃ!おまっけつ触ってんじゃねぇよ!」



さっきから後ろから抱き付かれて腰の辺りを
触ってたと思えば今度は人のけつまで触ってきやがった…



「やっぱはいいケツしてんな〜」



「なっ!何言ってんだよ!!てかさっさと放せよバカ!」



「うしし、何?照れてるわけ?」



「はぁ?照れる照れないの以前にこの状況を考えろ!」



そう!私は今ありえないほど大量の書類君たちを
運ばされているところなのです。



「ふ―ん。まっ、そんなんオレに関係ないけど!」



くっ…この鬼畜王子が…!



「私はあんたと違って忙しいんだよ!いつまでも
あんたの遊びに付き合ってるわけにわいかないんですー!」



「はぁ?なにそれ。のくせにムカツクね。」



はっ!なにやら一瞬寒気が.....!



「なによ。実際私は仕事をしているじゃない。」



「ふん…じゃあもぅいいよ。」



あ、あれ?怒った?もしかして怒った?ちょ、やべーな。
ベル、キレると怖いからなぁ…
まっ、でもこれで安心して仕事が続けられるからいっか!












「ふぅ!やーっと運び終えたわ…
まったくボスは人遣い荒いんだから…」



やっと終わった仕事にぶつくさ文句をいいながら



書類倉庫からでてきて自分の部屋に



戻ろうとさっき来た道を帰ってると



私の部屋の前に誰かが立っていた。



「人の部屋の前なにしてんの?」



「うしし!を待ってたんだよ。」



「なんでさ。さっきの事怒ってんの?」



「ちょーっとね。」



前髪からチラッと見える綺麗な目が光っていた。
「でも、さっきの事私悪くないもん。」
だいたいベルが毎日毎日触ってくるからいけないんだし!



「よくそうゆう事言えんね。人がどんな
気持ちでに近付いてると思ってんの?」



「どうせただの嫌がらせでしょっ!」



ふんって、顔を背けたらいきなり背中に痛みが走った。














ドンッ!!












「っつ〜ちょっ何すんのよ!」



何をされたのかと思えばいきなり壁に押しつけられた。



「まだ気がつかないわけ?」



「何にによ!」



軽く睨み付けながら言い返した。



「うしし、オレの事が好きって事だよ。」



「!?」



「あれ?気がつかなかった?毎日のボディータッチは
、ほら好きな子はいじめたくなるってあるでしょ?あれだよ。」



「………」



「なんか文句あんの?」



「……〜っ!私のが前からベルの事好きだもん!」



「うしし!じゃあオレと付き合ってよ。」



「望むところだわ!!」



って言い返したらいきなりベルにキスされた。
それはそれはもう深く強く。



「これ、王子に手間かけさせた罰だから。」



「〜バカッ!」



涙目になりながらも勢いよく言うと

「うしし!じゃあこの続きは部屋でしようか?」



「はぁ?!ちょっまって!は〜な〜せ〜!!」



うししってまた笑いながら私の事を引っ張る
ベルフェゴールさん。



「きゃー!犯されるー!誰か助けてー!」



「無理だよ。安心しな大丈夫だからさっ!」



「お前の安心が一番信じられんわ!!」




















まだまだ波乱は続きそうです....




















トラッププロジェクト



















ベルは書くのが大変;
短いけど楽しかった〜
感想などお待ちしています。


倖 燗拿20061009