「よく来たね、。」 「久しぶり、白蘭!」 「さむかったデショ?」 「うん!あ、ココア飲みたい!」 「またそうやって突拍子もないこというねぇ。」 「だってー・・・白蘭作って?」 「ボクのとこ来てまずココア、ねぇ・・・。」 「え?」 今日はすごーく冷え込んでて温かいものが欲しいくらい北風もビュービュー吹いててもうだめだ! ってくらい手も足もほっぺたも冷たくなっちゃってやっと白蘭のお家(基地?)に着いたんだけど もー寒くて我慢できない!!白蘭てば久しぶりに会ったら少し髪が伸びてて前よりちょぴっと かっこよくなった気がした。でも、白蘭てばやさしいからなんだかんだいいながらココアを作ってくれた。 「ハイ、どーぞ。」 「わぁ!ありがとう。」 「濃くない?」 「うん、丁度いいよ?」 「そ?よかった。」 白蘭が作ってくれたのは特製のマシュマロ入りのココアだった。あまーくてほんとにとろける位に甘い。 マシュマロ好きの白蘭が選んだマシュマロだから最高においしいのは当たり前で。 「そういえば、髪伸びたね。」 「あぁ、前髪デショ?」 「うん。切る?」 「、切るの上手いっけ?」 「まっかせて!あたし自分で髪切ってるんだよ?」 「・・・・まじ?」 「うん。」 「すごい上手いジャン。」 「だろだろ!だからまかせて!」 あはは!私が自分で髪切ってるんだーて言ってそれを聞いたときの驚いた白蘭の顔!間抜けすぎる〜! それはひとまず・・・白蘭の首にタオルをかけて、下には大きいシートを引いてハサミを準備していざ! 「どんな感じにしたい?」 「今みたいな感じでオネガイ。」 「はいはーい。」 私はどんどんどんどん切っていっていい具合になったときに綺麗に整えるために 真剣に高さをみてちょっとづつ切っていった。 「・・・。」 「なぁに、今結構真剣なんだけど。」 「ボクの方見てごらん。」 「は?」 そういわれて白蘭の目のほうに自分の視線を向けるとニコニコした白蘭の顔が 後数センチという所まで近づいていた。 「う、わぁ!」 「ハイ、逃げない逃げない♪」 「ちょ、ちょっとびゃくら・・・んむ!」 「ふ、不意打ちだよー!!!」 「ご馳走様でしタ!」 「その笑顔むかつく・・・。」 「今日のはマシュマロココアの味でおいしかった。」 「・・・〜ば、ばかものー!!前髪めちゃくちゃにするぞ!」 「え!い、いやそれはちょっと・・・。」 「わー!」 今日のキスは
何味で? もう、ちゅー大好きなんだからな! そして白蘭がまだわからない・・・ 20080227 鵠沼杵多 |