今日は・・・なんの日だったかな。・・・・。あぁ、そうかあれだ。俺たちが付き合って1年たったんだよ。だからだ、隣にいるがいつもより 嬉しそうな顔してるの。ひっさびさにから出かけようって誘われたから、何・・・?っておもってちょっと服選んだりするのに戸惑っちゃったよ。それで、 いつもは帽子をかぶってるのだけど気分転換と蒸し暑いのとで今日はあえて帽子をかぶってこなかったら俺をみたが「なんだか、ちくさじゃない みたい!ちくさはいつもかっこいいけど帽子かぶってない方が私好き!」とか言ってきた。まあ、あたりまえのように俺の顔は真っ赤だよね。 すごい、恥ずかしかった・・・。出かけるっていってもご飯食べたりするだけなんだけどね。俺はいつもどうりあまり喋らないのだけどは今日も おしゃべりで沢山話しかけてくれて、すきと思う。 「ねーちくさ!今日なんの日か覚えてるよね?」 うん、覚えてるよ。ちょっとさっきまで忘れてたけど覚えてるよ。 ちゃんと、おぼえてるよ。でも俺はあえて何も言わなかった。ちょっと忘れたフリでもしてみようかな。 「ちくさ?」 「・・・なに。」 「今日の事!」 「今日?」 「うん。おぼえてるよね?」 「なにか・・・あったっけ。」 「え・・・?」 あ、ちょっとおもしろいかもしれない。がすごく信じられない・・・わすれちゃったの?って顔してる。 「・・・は?」 「うそ、忘れちゃった?」 「だから・・・なにが?」 「・・・・。」 ・・・?なきそう。ちょっと、あれだったかな。 「もう、いい。」 「・・・?」 ・・・泣いてる。うあー・・・どうしよう。やばい、ほんとおもしろがるもんじゃないよな。こうゆう大切なことって。 「え、ごめ。本当はさ、」 「もういいってば!ばか!ちくさ、ばか!」 はぁ・・・こうゆう展開、いやだったのに。がいったとうり俺、ばか・・・。やばい、本当にかわいそうなことしちゃったな。あーまじ。 俺、最悪・・・。ちょっと頭ひやそ。そういえば、さっきの雑貨屋でがほしいって言ってたやつ。買ってあげよ。少し値ははるけど やっぱり記念だし、あやまりたいし・・。 俺は店に行って先ほどの物をレジへ。店員に言う。「できるだけ、小さくてかわいく包んでやってください。」店員は笑って「記念日かなにかですか?」 うなずく。そうすると店員はレジの横にあったちいさいコサージュをつけてくれた。「プレゼント、です。仲良くがんばってくださいね。」ちょっと笑う。 すぐに店をでての家まで走ってく。の家には何回か行った事はあってのご両親はほんとうにあたたかい人で俺をやさしくむかえてくれたんだ。 すごく、変な気持ちになったけどうれしかったんだ。も、すごくあったかくて。すごい、俺はちゃんと笑えるようになったんだ。 息を少しきらせたまま玄関先のチャイムをならす。すこしまつとのお母さんがでてきた。 「あら、ちくさくんじゃない!」 「あ、ども・・・。は?」 「上にいるわよ。泣いて帰ってきたから別れちゃったのかと思っちゃったわ!」 「いや、今日ちょうどつきあいはじめて一年だったんですけど、」 「あらまぁ!そうだったの?もしかして、喧嘩しちゃったの?ふふ!」 「まあ・・・。忘れたフリをしてたら本当に信じちゃって、で、泣かせちゃって・・・、だから、あやまりに・・。」 「プレゼントもって?」 「え!?」 「焦ってたのねー、ポケットからリボンがみえるわよ。いま、呼んでくるからね!」 「あ、ありがとうございます、すいません・・・。」 「大丈夫よ、を好きになってくれてありがとうね。」 はー!!!のお母さん本当になんでこんなに物分りがよくてすべてを見透かすような・・・・!ほんと、俺、あせる・・。 ぱたぱたと足音がしてまた玄関があいた。母親そっくりの顔がでてくる。 「・・・えと。」 「・・・・なぁに。」 「ごめん、本当はちゃんと覚えてたよ。」 「うそ・・・。」 「うそじゃないって。忘れたフリしてちょっとからかおうかなっておもって。」 「・・・ひどいよう。」 「だから、ごめん、て。その、お詫びじゃないけどこれ。」 「開けていいの・・・?」 「うん。」 「あ、」 「貸して。」 「うん。」 のくすりゆびにはめてあげる。銀色した蝶がついてるわっかを。 「また、泣く。顔ぐちゃぐちゃ。」 「だ、だぁって・・・う、うれ、しい!」 「ごめんね、ちゃんと、のことすきだから、覚えてるからさ。」 「うん、でも、ほんと、ちくさばか・・・。」 「わかってるよ。」 「・・・ちゃんと本物もちょうだいね。」 「もうすこししたらな。」 「抱きしめて・・・!」 「はいはい。すきだから、。」 「私もすきー・・・。ちくさ、すき。すき。すき。」 「恥ずかしいからあんまり言わないで。」 「すき!」 泣き顔は虹の笑顔に 星屑サンセット本当にいい!ちくさ、あんまり登場しないけど大好き! 20070809鵠沼 杵多 |