君に逢えない今日だって君に会えたときの感動に比べれば比でもないのだよ。いつだって君はオレのことを思ってくれていると信じているんだよ。
だってそうだろ?オレだって君を愛してるんだもの。これを相思相愛というのだよ。わかるかい?そう、君は頭がいいものね。うん、それで良いんだよ。


、寝てるのか?起きてる?」
「・・・寝てるの。」
「ははっ!うそつけ。起きてるじゃなねぇか。」
「うん・・・どうしたの?」
「そうゆう時は”久しぶり”って言うんだよ。」
「放っておいたくせに・・・馬鹿ディーノ。」
「ごめんな?」
「いつもそればかり。」


オレはが寝ているリビングのソファに近づいた。そっと顔をちかづけての伸びた髪に顔を埋める。はくすぐったいと体を捩る。なんだかんだ言って いつもどおりなのだ。可愛い奴だよ。は。オレがの上に覆いかぶさるとなぁに?と意地悪そうな顔してオレの顔を覗き込んでくる。だからオレはただの 目に唇を落とすだけして返事はしない。クスクスと笑い始めたはそのままオレの背中に手を回してきてぎゅうと抱きしめてきた。バランスを崩しての体に なだれ込む。やべぇ、このままじゃのことつぶしちまうと思ってすぐにオレものことを抱きしめてそのままくるりと回った、が、ソファの上だと言うことを忘れていたために そのまま床へドシン!と倒れてしまう。正直背中がすげぇ痛てぇけどここは我慢してたらがばっかだーと言ってオレの上で笑い始めたからコノヤロウ!とおもってすぐに起き上がって 胡坐のままをあたまからぐっと抱きしめて髪の毛をぐしゃりとしてやった。ひさしぶりにぐっと抱きしめたはいいにおいがしてやわらかかった。これが女なんだな と思った。ちまっこくてすこし力を入れたら飲み込んじまいそうなほどぐにゃりとなる。やわらけぇ。ちいさい。そのまま抱きしめてるだけでチクタクと時間が過ぎるだけで 物音がしない。今日のはやけに大人しいな。いつもだったらすぐに話せとか言うくせに。あーしっかしあったかいな。女ってこんなに温かいもんだったかなぁ。 なんとなく母さんを思い出すな・・・・。に「なんか温かいな」っていったら「・・・うん」って沈んだみたいな静かな声が聞こえた。どうしたのかなーと思って顔を見れば 泣いていた。ぎょっとしてすぐに頭を撫でてどうした?って聞いたら「ずっとそばにいて。」だってよ。くっそーなんでお前はこんなに可愛いんだろうな。だからもっかい きつく抱きしめてからを抱き上げてベッドまで連れて行った。ベッドに座らせて頭を撫でてたらがオレの手を握ってきて頭を俺の胸板に押し付けてきた。


「ディノ・・・すき。」
「知ってる。」
「ディノ・・・。」
「なんだ?」
「愛して。」
「・・・・。」


一瞬固まった。いつもオレからだったからから言ってくるのは珍しいことだった。だから、つい「本当にいいのか?」って聞いてしまった。
そしたら、黙ってオレの首筋にキスをしてきた。びくってなってちょい恥ずかしかったけどそのままを押し倒してやった。それから意地悪に笑い混じりに言ってやった。


「お前に消えない痕を残してやるよ。」
「一生消えない奴をお願いね。」


お前は可愛すぎるんだよ、馬鹿が。一生好きだ、オレの嫁になってオレの子供を生んでくれ。幸せな家庭を作れる自信はある。すべては、お前を愛してるから。 オレも、を信頼してて愛してる、そばにいたいと思ってる。だってオレのこと信頼していてくれてるはずだし愛してくれているはず。知ってるか?これを 相思相愛って言うんだよ。



オレはを愛して死ぬ。はオレを愛して死ぬ。これが幸せなんだよ。










狂思相愛

(狂いながらお前を愛すよ)








甘いんだかシリアスなんだか微エロなのか。こんなの書いたの初めてなんでわからないですね。
20070528 鵠沼 杵多