午前二時、外は真っ暗で烏のようにすべてを飲み込まれそうな黒が広がっている。
こんな夜にオレのベッドで、オレの横で寝ているは仰向けで寝ている。


オレはそんなの寝姿が透明すぎて綺麗だなぁと思った。


枕の上に艶やかなの黒い髪が広がる、華奢で細くて白い脚は軽く曲げてある。
水の中でする口付けは苦しいけどそれで、二人で息が出来たなら幸せだって。


オレは思うけど終電よりは始発のがいい響きだし、部屋に来てくれるのなら窓から入って
親が寝た後で。音を立てずに忍び脚で近づいてきてもどかしくもやっと抱きしめられる距離に
近づいたのなら心臓の鼓動は最大になる。


オレはそれで初めてを抱く。花をちりばめたくも一枚一枚君の素顔を大切に舞い上げる。


オレらは月をみない。ベッドの中の温もりを感じて大互いを認識する。嘘じゃない。オレはお前を愛してる。
時計は煩くて目は瞑らない。果てしなく続く息遣いにあぁ、青春。


またを見る。仰向けに寝た姿が透明すぎて綺麗。
夢はまだ覚めていない。寝返りを打つにキスをする。


「ありがと、な。」
「ん・・・はや、と。」


オレはの頭を撫でる。









透明26時










おおう。うむむ。
20071201鵠沼 杵多