公園に連なって生えるイチョウの木とか桜の木とか

気がついたら黄色や赤に葉っぱが染まっていた。

最近は朝も結構冷え込むようになってきていて、

春だって思ったらもう夏で走るように季節は

過ぎていって秋になっていた。







「ねー寒い。」


「知らねぇよ。」


「あーひどい。いつから隼人はそんなに冷たくなっちゃったの??」


「うるせぇ。」


「むぅー。あっ!!良いこと思い付いた!」


「馬鹿の事だからまたくだらねぇ事だろ。」


「違うもん!」


「で?」


「うんとねーここら辺の落ち葉を集めて焚き火をしよーかと。」


「はぁ?!馬鹿か。」


「なんで?!寒いし丁度隼人のライターもあるしいいじゃん!」


「はぁ〜。しょうがねぇな。ほら集めてこい。」


「やったー!!了解です、隊長!」


「いやいや。オレはいつから隊長になったんだよ…」











(葉っぱとか枝とか集め終わったぜ)


「ふぅーこんなもんかな??」


「おー結構あつめたな。」


ちゃん頑張っちゃったぜ☆」


「んで、火ぃつけりゃいいんだろ??」


「うん!早く早く!!寒さ限界!」


「わーったから騒ぐな。」











シュボッ











パチパチ・・・・パチ











「おぉ〜暖かーい!」


「・・・よかったな。」


「隼人も一緒に暖まろうよ!」


「はぁ!?なんでだよお前一人でやってろよ…」


「いいじゃーん。ほらっ!」








勢い良く獄寺の腕を引っ張るとそのまま


バランスを崩して地面に倒れる。








「ってー。何すんだよ馬鹿野郎!!」


「ご、ごめん・・・。転ぶとわ思わなかったから・・・。」


「・・・ふん。」





微妙な空気が二人の間に流れる





「隼人はさー、やさしいよね。」


「んだよいきなり。」


「なんだかんだいってさ、いろいろやってくれるじゃん?」


「・・・・」


「だからさ、あたしそうゆう隼人大好き。」


「!なっ!なんだよ!」


「あはは、照れてるの??」


「うるせぇ・・・」





 


地面にあぐらをかきながらタバコをふかしたままの隼人に しゃがんで焚き火に手を仰ぐがこういう





 


「だからね!あたし隼人に出会えてシアワセ!
だから、隼人はあたしの事今以上にシアワセにして?」


「まぁ・・・オレもが居てくれてよかったとは思うけどよ。」


「本当に!?」


「まぁーな・・・。」


「隼人顔真っ赤〜」


「ばーか。おまえもだろが。」


「そんなにバカバカ言わないで!」


「馬鹿なんだからいいだろ。」


「あたまにきた!」








そういうとは獄寺のほうに寄って いままで獄寺の口にあったタバコを 勢い良く奪う。そして、それをそのまま 焚き火の中に放り込む。








「あ!てめ、何すんだよ!!」


「もぅ怒ったっていったでしょー。」


「返せよオレのタバコ!」


「もぅ燃えちゃいましたよーだ。」


「ちぇっ。」


そこで、新しいタバコをふかそうとしている
獄寺の手を止める。そして・・・


「おい、なn「まって。」」

















ちゅ。

















「は・・・・・・。」


いきなりの口ずけに戸惑う獄寺。
嬉しそうに獄寺の顔を見る





「大好きだよ。ばーか。」


「・・・・・・・。」


首に巻いていたマフラーで顔を少し隠してそっぽを 向いた後いきなりの顔に手をかけ強引にキスを返す。











「ん・・・・っちょ、は、はや。」











「いただき〜」


「ばかぁー。」


「てめーに言われたかねぇな」


「あはは!これからも宜しくね!」


あなたのキスはちょっぴり苦くて


タバコの味がしたけど


とっても甘くて強引だけど優しいキスで・・・・




















オータム・ソング



















ご、獄寺はじめて!
想像以上にむずかった〜;
感想などお待ちしています。


倖 燗拿20061019