そうね、しいていうならば
彼はやさしい目をしていた気がするわ。


「なにそれ。」
「だってそうじゃない?ひばりはひばりだよー。」
「君に言われたくない。そんなこと、言われなくても分かってる。」
「ふうん。目を見れば分かるのに。」
「ワォ、なにがだい?」
「ひばりの心だよ。こ!こ!ろ!」
「君は、馬鹿?」


ひばりはツンとしてるんだ。窓の外は焼けるように暑いのにひばりは涼しい顔してんだ。
黙って黙々と仕事をこなしている。でも、涼しい顔してるくせに首筋には汗が伝っていて
時々額の汗を拭うんだ。その行動がどれも見ていてすごく色っぽい。視線が釘づけになってしまうほどに。


「ひばりは、いい人だよ。」
「興味ないね。」
「だって優しいじゃんか。みんなひどいと思うな。」
「草食動物はそんなものじゃないの。」
「ほら!きれいな目してる!」
「!」


私は座っていた椅子から立ち上がってひばりの座ってる椅子の横に行って、両手で顔を持ち上げる。
びっくりしたみたいでいっつも細い目はこれでもか!ってくらいに開かれていて笑えた。


「あは!びっくりした?」
「噛み、殺すよ?」
「ああ、怖いなぁ。」
。」
「うん、ほらね。優しい。」


太陽がきらきらして眩しいけど、空を見上げてみるの。額には汗が伝って首筋に届くの。
でね、夏の空っていうのは春の空よりも青くて楽しい感じがするの。どうしてかしらね。


「優しいのは、」






暑さにやられた

のほうだ、やさしいのは。僕はが好きだからそばにおくんだ。)






ワォって久しぶりに使った・・。なんか新鮮!←ひばり感まったくないですね・・・。
20080214鵠沼 杵多