生暖かい春風が窓から吹き込み





応接室の中に吸い込まれていく











「ふーー」    










風が気持ちーって思ってたら恭弥が話しかけてきたの。





「ねぇ。」  





「なーに?」    





「こっち来てよ」  





「やだ。」    





「・・・早く来ないと噛み殺すよ?」      





「そうやって人を脅さないの。(全く、わがままだなぁ )」 





「・・・なんで外ばっかり眺めてるのさ。」  





「疲れたから息抜きしてるの。」    





「・・・ふーん・・」





そう言ってそっけなく返事をしてみたの。




そのあともね窓の外を眺め続けてたら、




なんとなく視線・・・





「(もしかして、怒らせたかな?)」





「(そろそろムカツク・・・) 」






ガシッ






いきなり腕を掴まれちゃってさんビックリww      






「ちょっ!恭・・「五月蠅い。僕に構わないが悪いんだ。」   









「!?」     









そしたらキ・・・キスされちまいました。      









「ん・・・ッ。・・・もしかして、恭弥・・・ヤキモチ?」    





そう言ったら途端に恭弥が下を向いたから 顔を覗いてみたの。





「(恭弥顔真っ赤!!)」





「・・・そうだけど、悪い?」 





ぶっすってしながら言うから笑っちゃう。      


 


  「ふふっ」     





「何笑ってんの?」







いっそう顔をしかめちゃってさ。







「ううん。可愛いなって思って。」 







「・・・好きなんだからいいでしょ。」    








「え・・・?」    








「・・・早く来ないと襲うよ?」       






「はいはい。わかりましたよ恭弥ぼっちゃん。」                  










たまには、逆にちょっといぢめてみたりして。










あなたが好きで好きでたまらない
                        









--------------------------
初!恭弥夢改訂版 (20060920 倖 燗拿)