「ねぇ雲雀、子供何人欲しい?」
「…は?」
「だから、子供は何人欲しい?」


…頭、打ったのかな?なにをいきなり突拍子のない事を。僕に子作りをしろと?いやが子作りしたいのか? ん?まて、そこは別に重要なポイントじゃないか。なにを基準にこの子は言い出したんだろうか…。


「いきなり?」
「うん、なんとなく。」
「子供って?」
「雲雀と私の。」


おいおい!え、僕らまだ中学二年生だよ?まぁ僕はいつでも好きな学年だけど。え、ちょっと考える事が早くな い?タイミング的にまだ早くない?まさかのゴールイン?僕たちまだ子作りに励めるような行為は一度もした事 はないんだけど、誘ってるのかな?いやいやいやいや。まさか、まさかね!つうか何?結婚しましょうなノリか な。別に迷惑なわけじゃないけど。内心はかなり嬉しいけど、いきなり話す様な内容じゃないでしょ、うん。


はなにを言いたいの?」
「質問をしたまんまだよ。」
「それを僕に答えろと?」
「だって雲雀と私の子供の事を話してるんだよ?聞いてた?微妙に話しかみ合ってない気がするけど。」


素直に答えろと…本当にどうしたのだろうか。あー、一人?んー微妙だ。やっぱり兄弟が居た方が良いだろう。 二人?調子いいけどなんとなく。三人?そうすると真ん中の子が可哀相だ。…なんで真面目に考えてんのかなぁ 僕。


「じゃあ…二人ぐらい?」
「(じゃあ?)二人かー!丁度良いね!」
「なにが?」
「私も二人ぐらいがいいなーって思ってたから!」
「そう…。」
「じゃー二人の性別は?」


なに、僕性別まで答えなきゃいけないの?え、人数だけで別によくない?ねぇ別に性別なんてどっちでもいいよ 。元気に産声あげてガッツポーズして泣き叫んで喜んで(…♪BY.RADWI○PS)健やかに育ってくれれ ば満足だよオッケイだよ。


「別に…どっちでも良い。」
「そ?私男の子と女の子が一人づつ欲しいなぁ。」
「ぶっ!(お茶吹き出した。)」
「ぎゃっ!雲雀汚い!」


いや、そんな事を言われても…。いやちょっと普通は吹くでしょ。いや僕確かに二人って言ったけどね、うん。 そこまで適格に男女一人づつとかもうなに夢?ちょっと僕の遺伝子頑張らないとだめじゃん。


「あのさ、別にまださそうゆう話はしなくてもいいよね?」
「なんでさー雲雀は嫌なの?」
「(…)、お茶注いで。」
「あ、話そらした。」





「…僕まだ子供なんて欲しくないんだけど。」


「将来の事を話してるんでしょー!」







「僕、まだと二人だけでいたいんだけどそれじゃダメ?」

「…もちろんだよー!」










夢見がち少年少女















なんなんだ
倖 燗拿20070324