あつい。本当に、暑い・・・。これこそ、夏なのだけれど今年はめっぽう暑い。どしてくれようこの暑さ。どうにもならないのだけど、例えばプールに行くとか 海とかそうめん食べたりスイカにかぶりついたりとかしてみたいものだ。まぁ、ツンツンデレデレでおなじみのひばり君はいつもどうりなにも相手なんてしてくれません。 非常に寂しいというか・・・!(もうちょっと、彼氏というか付き合ってるんだからやさ、やさしくとかしてくれないものかね!!私、自信もてねぇよ!) だから、今日は本当に応接室にヒッキー状態のひばり君をお外に連れ出したいと思います!!き、来てくれるかな?!うん、きっと平気さ! ちゃんと日焼け止めも塗った!帽子もおっけ!持つもの持った!よっし、いざひばり君のもとというか学校へ!!なんだか今日は行動が早いぞ、私!


「ひばりくーん、」
「やぁ、どうしたの。」
「え、いや、あの今日外に出かけない?」
「は?それは随分といきなりだね。」
「うん、まぁ!さっき思いついたことだから。」
「そう、はどこに行きたいの?」
「!ひばり君、一緒に出かけてくれるの?」
「え、だってが行こうって誘ってきたんだろ?」
「うん、でも本当に行ってくれるなんて!」


たまにはね、だって!どうしよう!本当に嬉しい!わー!じゃあ、ひばり君にさっきの私が暑いからやりたいことをいおう!絶対いいもん!あれ、じゃあ ひばり君風紀委員のお仕事いいのかな?と、いうかどこでこの涼しくなりそうなことしようかな。あはは!なんだかひばり君が一緒に出かけてくれるってだけで 暑いのとかぶっとんじゃいそうなくらいだなー。やっぱ善は急げだなー。(※使い方が違いますよ)あ、ひばり君ちょっと髪きったのかな?なんかいつもと違うや。


「あ、でもひばり君お仕事はいいの?」
「まぁ、まだ夏休みは長いからね。一日くらいは大丈夫だよ。」
「そっかーよかった。」
「嬉しいの?」
「え、う、うん。すごく・・・。」(ひばり君が笑った!)
「で、はなにしたいの?」
「うん!暑いからねスイカ食べたりそうめん食べたりプールいったりしたいなーって思ったの。」
「ちょっとまって、プールはちょっと・・・。」
「プール嫌い?」
「人がいっぱいいるのがいやなんだ。」
「そうだったのか!ごめんね、じゃあプールはやめよう。」
「まぁその、スイカとそうめんはいいとおもうよ。」
「本当に?でもね、場所どうしようって。」
「・・・・僕の家でする?」


わお!いま、まさに目が星になるくらいびっくりしちゃったよ。本当にわおだよ。えーえー、本当にいっていいのかな?とういか私今日”本当”って言葉使いすぎだな。 でも、ちょっと緊張というかなんというかひばり君の家ってどんな感じなのかな?シンプルで綺麗な感じがしなくもないけど。ああああ、ひばり君て確か一人暮らし だっていってたな。じゃあ普通に料理とか掃除とかも出来るって事だよね!すげぇ、絶対将来いいお父さんになると思うな。なんだか色々いきなりドキドキしてきちゃったよ!


「いいの?」
「うん、多分大丈夫なはずだから。」
「じゃ、お邪魔してもいい?」
「どうぞ。それじゃ、学校でようか。」
「はい!」


○●○●○●


「わ!ここのマンションに住んでるの?」
「そうだよ。」
「おおきいねー。」
「そう?これぐらいが普通じゃない?」
「いやいやいや!でけぇよひばり君!」


ひばり君は少し笑いながらエレベーターのボタンを押した。すぐに来て扉が開いた。早い、ここのエレベーター。ひばり君と一緒にエレベータに乗ってひばり君の住んでるお部屋がある 13階まであがる。エレベーターの中はひばり君と二人っきりだったけど、変に緊張しちゃって何も喋れなかった。そしたらひばり君が今日のは静かだねって言ってきたからへあ?! とか変な声出しちゃって良く分からなくなってしまった。また、扉が開いてひばり君と私はエレベーターから降りる。エレベーターから少し歩くと雲雀って書いてある部屋があった。 うおーなんかかっこいいよ!雲雀雲雀雲雀雲雀・・・!(異常だ・・・!)ひばり君がポケットから鍵を出して扉を開けて私に「先に入ってて」と言った。だから、私は返事をして お部屋にお邪魔した。靴をそろえて、あらかじめ買ってきたスイカとかそうめんとかがはいった並盛スーパーの袋をもってリビングに入った。えええええ!!!


「ちょ、ひばりくん!」
「なに、どうしたの。」
「え、ちょっと、すごい綺麗だよ!なんだこの部屋!」
「え?これくらい普通じゃない?」
「いや、普通じゃないよ!私のへやよりきれいだー!」
「まぁ、でも一人暮らしをしてる身だしね。あんまりちらかっててもあれだしね。」
「おーおーそうかー!」
「じゃ、さっさと作っちゃおう。」


○●○●○●


あはは、ぶっちゃけ。私料理してないけどね。スイカ切っただけだけどね。あっというまにひばり君がそうめんでおいしそうなものを作ってくれたよ!見た目も香りもめちゃくちゃおいしそうで・・・! ひばり君は本当になんでもできるなーって感心してしまった。ふ、ふつうはここで私が活躍するはずなんだけどさ!どうしよう・・・本当においしそうだ。ひばり君は台所をぱぱっと片付けて 私が座ってる前に座って「じゃ食べよう。」って。私はもう「いただきます!」っていってもりもり食べ始めたらひばり君目を大きくさせて私の食欲の旺盛さを見ててびっくりした見たい。


「よく、食べるね。」
「うん?夏だからいっぱい食べられるんだよね。」
「・・・普通逆じゃないかな?」
「んーなんでか、夏だといっぱい食べられるんだよね。それに、ひばり君の作ったごはんおいしいから余計かな」
「・・・。喜んでくれたならよかったよ。」
「うん!すっごい嬉しい!」
「すこしは涼しくなれた?」
「もちろん!」


すずしさというか大半はうれしさだけどね。ひばり君が作ってくれた美味しそうなごはんはあっという間に私の胃の中に収まってしまったのでとりあえずスイカに手を伸ばそうとしたら ひばり君にとめられてしまった。そのままおとなしく待って、ひばり君が食べてる姿をずっと見てた。すこししたらひばり君も食べ終わったみたいで空になったお皿はテーブルに置いたままで ひばり君はスイカが入ったお皿をもってベランダまでいってしまった。それを首を傾げてみてたら「ほら、食べたかったんでしょ。」って。なるほど。ベランダの方が涼しいモンね。夕方だし。


「おいしいね、すいか。」
「うん、塩はいる?」
「ううん、大丈夫。」
「そう。」
「・・今日はありがとうね。」
「どういたしまして。」
「・・・本当はね不安だったんだ。」
「なにを?」
「ひばり君があんまりかまってくれないから私の事嫌いなのかなって。」
「まさか。」
「うん、でも、今日があったからもう大丈夫なの。」
「僕も、相手してあげられなくてごめんね。」
「うん。」
が不安にならないように、これくらいは。」






暑さを求めて涼しさを失う

(涼しさなんて要らない。キスも抱擁もあげるから、僕のそばにいて。)









しょ、省略しすぎて話がよく分からない!!お待たせいたしました。疾風さんに!
倖 燗拿20070716