あー!やっと今日の授業終わったー!!さーて、今日は帰りに下着屋さんに行って春の新作のを買って大好きな バンドのNEWアルバムを買って…今日は楽しみな事がいっぱいだーだなんて浮かれてたら背後からなにかの視 線がするなぁ……んー?気の、せいか。ふぅ、と胸を撫で下ろしてまた前に視線を戻したら何故か影。わぉフル ーティー!


「クフフフフ!!さぁ!!一緒に帰りましょう!!」
「ぎゃあ!!お前どっから沸いて出て来たんだよ!!」
「おや、そんなに驚いてどうしたんですか。まさか、そんなに僕が迎えにきたのが嬉しかったんですか?」
「はぁ?!」
「いやいや、そんなに喜んでもらえるなんて並中までを迎えに来た甲斐がありました。さぁ帰りましょう!」
「うひゃあ!おま、ちょっと、触んな!」
「?そんなに顔を赤くしてどうしたんですか?はっ!まさか…」
「なんだよ!その目は!」
「いや、まさかクフフ。」
「なに考えてるかは分かんないけど…絶対変な事考えてるでしょ!」
「(チラッ)」
「あのさ、骸。」
「はい、なんでしょう。」


なんだよ、いきなり出てきてドッキリ☆みたいなことしてんだよ…。変態パイナッポー骸は私が名前をちゃんと 呼んだからか目キラキラさせて人の事を見てるし。今日は楽しい事がたくさんだと思ったのにこれじゃあ計画が メチャクチャじゃん!


「えっとね、迎えに来てくれるのはいいんだけど私今日これから用事があってすぐ家には帰らないから今日は一 人で帰ってくれる?つうか帰れ。」
「そうだったのですか…。」


おっ!これで退散してくれるかな?!まさか、そんなストーカーじまた事はしないっしょ!でもシカァシ!この 男はことごとく し つ こ い !どうだろ…あ、今多分「帰れ」の言葉スルーされたな。


「じゃあ、これで…。」



ガシッ (なんか掴まれた!)




「待って下さい!この僕を置いて行くつもりですか!」
「だって用事有るって言ったじゃん!」
「そんな!僕もと一緒に買い物へ行きます!暇ですから!」
「だー!一人で行きたいんだよ!てかお前はなんで私の用事が買い物って知ってるんだよ!」
「…僕はのことはなんでも分かります!」
「…は、きーもーいー!離せっ!」
「そんな酷い!」
「あーもー!勝手にしろ!」



あ、やべ。



「!(にっこり)」


もう…いいや。
えーと、今日は下着を買いに行くつもりだったからいかなきゃ・・・した、ぎ?むくろ?ん?変態? チーン。どんまいじゃーん。しょうがない・・・・今日はあきらめよう! せめてアルバムだけでも!!とにかく、みんなの視線から逃れなきゃ!なんてったって、ここは校門! みんな見まくりじゃねぇか、注目しまくりじゃねぇですか!私は足早に離れるために今までに無い速さで 歩いた。けど、やっぱりついてくる骸。


「おや、そんなに急いでどうしたんです?」
「CD買いに行くだけ!」
「?それだけでは、無いでしょう?」
「は?」
「だって、下着を買いに行くんでしょう?」


でしょう?じゃねぇよ。なんで知ってんだよ。キモイよ、いやまじでこんな奴初めてだよ。さんちょっとどころかかなりびっくり だよ、こんな変態初めてだよ。盗聴でもしてたんじゃないんすかね。


「しね、変態。きえろ、堕ちろ。」
「そんなに恥ずかしがらなくても僕が選んであげますよ☆」
「さっきから☆うぜぇよ。」
「クフフフ。」
「お前は、マゾか。」
「いや生粋のサドですけど。(きらーん)」
「真面目に答えるなよ変態。」
「そんなに変態って言わないでください。むしろ僕は鬼t「まじ、黙ってくんない?」


私はそこで骸の言葉をきってとにかく早く離れたいがためにCDショップにいってとりあえず 予約してたアルバムを受け取って家に帰ることにした。でも、なんか一瞬骸が消えた・・・。


「じゃぁ、私もう帰るから。さようなら、もう二度とこないでください。」
「おやおや、明日も来ますから安心してください!」
「安心できねぇよ。むしろ来るな、半径10m以内に入るな、声かけるな、触れるな。」
「さぁ、そんなに今日は僕からプレゼントがあるんですよ!」
「おまえ、私の話聞いてないでしょ。シカト?ねぇ、シカト?」
「はい、どうぞ!家であけてくださいね!」
「なにこの紙袋。」
「だからプレゼントです☆。」
「☆うざいから。中身を言え、今、言え。」
「下着です!僕が選んでおきましたよ!」



ブチッ(血管きれた!)



「なんで、サイズとか知ってんの?」
「僕はのことなら何でも分かります!」
「いや、違うだろこれ?」
「なにがですか?」
「なにをしたら全部分かるんだよ。お前は変質者か。警察に電話するよ?」
「いろいろと、あるんですよ!」
「死ね!こんなモン着れるわけないだろがぁぁぁぁぁぁ!!!」
「あぁ!ドメスティックバイオレンス!!」
「うるせ!意味わかんねぇよ!なんでこんな透けてんだよ!」
「ロマンです!」
「そんなロマン死んでしまえ!」













変態は消えません!















すっげぇ、まとまりねぇ。内容的に変態だ!
倖 燗拿 20070315