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「スクアーロ、なにしてんの?」 「あぁ?武器の手入れだよ。」 「ふーん。義手のほうは手入れとかしなくていいの?」 「たまにしてるじゃねぇか。」 「いや、知らないから!」 がちゃり、とドアを開けてスクアーロの部屋に入る。スクアーロは窓際のよく日のあたる 場所に大きいクッションを置いてその上で丁寧に自分の剣を磨いていた。髪の毛は邪魔 だからといってゆるく結んであった。女の子より綺麗なんじゃないかと疑うようなサラサラ の銀髪、肌、目、手。すばらしい。剣を磨くためにいつもしている黒い皮の手袋は取っていた たために義手がむき出しだった。それをみて私は少し胸が痛む。 「隣座っていい?」 「勝手にしろぉ。」 「ありがと。」 「・・・なんか用か。」 「別に、なんとなく暇だったから!ここ暖かいねー。」 「日向だからな。」 あはは!スクアーロったら言わなくたって分かってるよって言いたくなるような 典型的な答え方をしてくるものだから笑っちゃう。スクアーロの隣に座って じーとスクアーロの顔を見る。スクアーロは真剣に剣を磨いてるために私が じーっと見ていているのは気がついていない。暖かい日差しに照らされて キラキラ光る綺麗なスクアーロの銀髪はとても綺麗で吸い込まれそう。 「!、なんだよ。」 「ううん、きれいだなーって。」 「・・・まぁなぁ。」 「ん、なんかむかつく!おりゃ!」 「ヴォオイ!!あっぶねぇだろ!」 「あははーあったかい!スクアーロお日様のにおいがする。」 「ちょ、杵多!あぶねぇから抱きつくのやめろお!」 「なんでー?だってスクアーロいいにおいする。」 「・・・襲うぞ。」 「あは!うそつき。」 「ったく。」 「でも、すき。」 そういったら、恥ずかしそうに笑って私の頭をなでてくれた。こんな暖かい日は大好きな あなたと日向ぼっこ。毎日危ない任務をこなしてのほのぼのした時間はとても大切なもの。 君と私の窓際 ただ、抱きつかせたかっただけ!← 20080217 鵠沼 杵多 |