「えへへ、久しぶりだねぇ。」
「何がだぁ。」
「こうやってスクアーロと二人して歩くの!」
「ヴォオイ!あんま引っ付くな!」
「いいじゃん。照れてんの?」
「はっ!」


俺は久々の休みになかなか相手にしてやれなかったと出かけることにした。前の日に俺がに一緒に出かけるか、って言った時の の表情はなんともいえない喜びの笑顔で満ちていた。って俺が言うのもなんだけどな。実際、俺はすごくに自惚れてるんだと思う。 とは3年前に任務途中で出会った。お互いに一目惚れだったらしい。(あとでが言ってきた)実際に俺も一目惚れだった。 出会った状況が状況だかんなぁ。


「ヴォオイ、どっか行きたいとこあるか?」
「うーん、今は特にないかな。」
「じゃあどこ行くんだよ。」
「高台!」
「高台だぁ?めんどくせぇな。」
「なんだよう。」
「・・・・。行くぜぇ。」
「ふふ!」


とりあえずのリクエスト通り高台に行くことにした。その間はずっと俺の腕に引っ付いたまんまだった。
なんか、今日はいつもと違ぇな。なんだぁ?妙にベタベタっつうかルンルン(?)つうか。嬉しいけどよぉ。


「わー!すごい!街が見渡せるよ!!」
「あたりまえだろぉ、高台なんだから。」
「そうだなーくらい言ってくれたっていいじゃない。ひねくれもの!」
「んだと!?」
「はいはい、冗談だよーう。」
「お前の冗談は冗談にきこえねぇんだよお。」
「失礼な奴!まぁこんなひねくれものを好きになったのは自分なんだけどね。」
「は!いつものお前らしくねぇじゃねぇかあ。」
「ん?なんかねー。」
「あんだよ。」
「いつでもいいんだけど、いつかスクアーロの姓を名乗ってみたいなって。」
「ヴォオオイ・・・誘ってんのかぁ。」
「どーでしょうね。」
「好きだぜぇ。なんなら、いつ結婚してもいいんだからなぁ。」
「・・・うん。ありがとう。」



お前の笑顔は誰よりも一番輝いてると思った。









絡んだ腕が将来を案ず












将来は「みらい」と読んでください。うーん、会話だけって物足りないね。
20071020 鵠沼杵多