あたしは、あなたが好きです。
あたしは、貴方しか見えません。
きっと、あたしは貴方しか愛せません。
それ故に、あたしは誰よりも貴方を愛せる自信があります。










「う"ぉおい、。」
「んーなぁに?」





お気に入りの雑誌を真剣に読んでたらいきなりスクアーロに
声をかけられて、内心ドキッてしたのと、名前を呼
ばれる嬉しさでいっきに心臓が熱くなったような気がした。





「今度の休日空いてるか?」
「土曜日?それとも日曜日?」
「どっちでもいい。」
「日曜はねーと出かけるから・・・土曜日なら空いてるよ?」
「・・・そうか。」
「なんで?」



いきなりそんな事言うからちょっと期待しちゃうよ。
だって、あたしはスクアーロの事が大好きなのよ?
でも、そんな“両想い”なんて夢みたいな事があるわけないよね。
だってあたしは別に綺麗とか美人とかのタイプでは
ないし。きっとスクアーロは綺麗な人とかが好みなんだろうな。
あたしも美人で綺麗な人になれたらよかったな。





「お前、なんか欲しい物あんだろ。買ってやるよ。」
「へ?・・・へ?!」
「なんだよスクアーロ、抜け駆けかよ。」


べ、べルまで何言ってんのかしらっ!!ちょ、ちょいまちー。
よ、よく考えろー。あまり会話を交わさない
のにいきなりスクアーロが話しかけてきた。→やっべぇくらい嬉しい。
しかも欲しい物買ってくれるって→えぇえおぉう?!
つつつつまりはだな、えーと・・・おデート!?


「はっ?!なんでまた!」
「ただ、お前がどんなやつかあんまり知らねぇから
出かけてみりゃわかるかもだろぉ。」
あんまり話した事もねぇから違和感感じるんだよ。と付け足して。
「う、うん!わかった。日曜ね。おっけ。はい。」

かなりきょどりながらも約束をかわす。

「じゃあ、朝10時な。」
「うぃ。」






あっとゆう間に時間は過去の記憶に巻かれて日曜日を迎えた。
空は晴天。風はゆるやかに。そして、時は正確に10の数字に針が刺さる。






「う"ぉおい。用意はできたかぁ?」
「んー!今行くからちょっとまってて!」
「早くしろぉ。」



「はいはい。ごめんね;じゃあ行こっか!」



そのあと、私とスクアーロは空青く、日は赤く燃え、
風はゆるやかに丘をくだるように。
人々、行きかいにぎやかに声響かせ
笑い声と笑顔の絶えない素敵なイタリアの街に繰り出す。
私は、お気に入りのお店の新しい洋服をスクアーロにかってもらい、
途中でつまみ食いしたり、ベンチに座ってイタリアの街をながめたり。

時間はやっぱり過去という名の巻き尺に巻かれていってしまった。

お昼は閑静な住宅街にたたずむ白い壁がはえるお店で食事をした。

少しすれば空はオレンジと赤が混ざりあって渦をまく空に変わっていて、
日はゆっくりと海に沈むかのように地球の裏へと帰っていき、
風は冷気を少しふくんだがまだ緩やかなまま私たちをかすめる。
二人はいろいろな話しをしてお互いの事を知りお出かけが終わる頃には
嘘のように仲良くなっていた。




「あはは!スクアーロはおもしろいなぁ。」
「あ"ぁ?!うるせぇ。」
ちっと舌打ちをしてそっぽをむく。




「そんなに怒んないでよー。」
「ふん。」
「あのね、スクアーロ。」
「…なんだぁ。」
「最後にね、もう一つだけ、欲しいものがあるの。」
「はぁ?お前はー。しょうがねぇな。なんだよ。」
「・・・。」
「黙ってたら分かんねぇだろぉ。」
「・・・心。」
「心だぁ?」
「うん・・・。自分は馬鹿だと思うし、何言ってるのかも分かんないけど
これだけは言えるの。私スクアーロが好き。だから、スクアーロが欲しい。」


私は表情と目付きをしっかりと真剣なものに変えてスクアーロに言う。


「・・・。」
「私は、別に純粋な女でもないし、なんどもこの手を血にそめてきた。
綺麗でもないし、汚れた部分もある。気持ちはいつでも弱くて
信じられないほど自己管理ができない。
でも、一つだけ自信がもてるものがある事に気がついたの。」
「・・・。」
「私はスクアーロの事が好きで、スクアーロしか見えなくて。
憐れだとか思う?私が自信をもって言える事は一つ。
貴方の事が好きだからを誰よりも愛せる事だけ。この自信なら誰にだってまけない。」


私がこう言い終わると静かに近寄って来て私の事を抱き締めて耳元でこう言う。


「う"ぉおい。お前はまったく汚れちゃいねぇぞぉ。むしろ真っ白な布くらい綺麗で純粋だ。
お前が汚れてたら俺はどうなるんだぁ。」
「・・・スクアーロ。」
「やるよ。俺なんかでいいならやるよ。お前にさ。
だからお前は今言ったことを忘れるな。俺がを一生愛すから、
お前は一生俺のそばにいろぉ。」
「うん。」







あなたが大好きです。
貴方を愛しています。
貴方を愛しているが故に私の全てを貴方へ。
貴方に愛していただけるのならば私にとって、最高の賛美であり幸福であります。







好きです。永久に。つきることのない想いは、今ここに。





想いは伝ったり。
をんなとをとこの口はいま合ったり。接吻を交わし、想い強く共鳴したり。
二人の地図は広げられたり。二人を乗せし舟よ。ユラリ揺れ永遠に二人を運びたり。
幸せつづきたる明日へと。






































片思い、共鳴したり。

好きの二乗は一である。







































出だしの文章のわりには内容が薄い気が!
でもきにしない。書きたいもん書くだけ。
スクアーロ。好きよ。貴方のこと、私は
わすれない。今だって生きてるハズ。

倖 燗拿20061109