綺麗で、怖いくらいに細い腕。白くて雪のよう。
夢と美を誘う手を、私はちょっとなめて甘さを感じる。
お気に入りのスカートをはいて揺らして風と音楽で
眠らない恋の夢を見てみる。野に生い茂るクローバーを
みて、浴びて光る恋の夢へきてよ。私は感じるの。
ふわりと揺れるスカートのポケットにあるカルマよ
自信がないのかしら。踊ってしまえば関係ないわ。


揺れてみる?ためらう想いを捨ててしまって。
重なる手は嘘をつかないわ。


スカートは揺れて私は貴方と恋に落ちるの。


、今日のスカートかわいいね。」
「そう?お気に入りなの!」
「そっか。」
「うん!ねぇ、手を繋いでよ、つな。」
「え、え?」
「だめ?」
「いや、いいよ。」
「ぎゅってすると、暖かいねー。」
「う、うん。」
「つな、顔まっか!照れてるの?」
「うん。」
「あれ、正直だねぇ。」
「だって、おれ、のこと・・」 「んー?聞こえないぞー。」
「やっぱ、言わない。」


ションボリするじゃんか。スカート揺らして握ってる手を離した。
そしたらつな、焦って私の腕をつかんできた。なんだよ、じらさないでよ。






早くすきって言って







20071118 鵠沼 杵多